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#42 夏の合宿の報告とカルガリーでの挑戦


ショートトラック

皆さん、こんにちは!

 

夏のトレーニングは順調に進んでいます。

 

前回のブログでも書いた通り、今年はショートトラックを夏の中心に捉えて、福岡と釧路のチームに合計5週間半参加させていただきました。

 

ショートトラックはリンクが小さく、カーブもきついため、最初はスピードを上げると曲がりきれずにバランスを崩してしまうこともありました。

 

ですが、コーチや選手の皆さんから多くのアドバイスをいただき、自分なりの感覚を掴めるようになってきました。

 

大切にしたのは、ただ新しい技術を真似するのではなく、これまで積み重ねてきた自分のスケーティングにショートトラックの要素を取り入れることです。

 

Cha選手と

片足滑走やブレードのどこに重心を置くかといった基礎を徹底し、感覚的な部分を磨きました。

 

特に小さなカーブを回る中で、「どう力を抜いて滑るか」を改めて考える時間になりました。

 

無駄な力を使わずに身体を傾け、ブレードの角度を活かして曲がっていく。

 

ただ力強く踏むだけでなく、繊細さと丁寧さを意識することが重要だと感じています。

 

728日からは明治オーバルがオープンし、400mリンクでの練習も始まりました。

 

ショートトラックで磨いた片足滑走や感覚が、確実に400mリンクでのスケーティングに生きています。

 

今回は韓国代表で、過去2大会のオリンピックで銀メダルを獲得しているCha Minkyu選手と一緒にトレーニングしました。

 

Cha選手と2

Cha選手は20歳までショートトラックを経験しており、特にコーナーが得意な選手です。

 

2022/23シーズンもカナダで一緒に練習をしていたので、今年もお互いにアドバイスを交換しながら滑ることができ、とても良い感覚を掴むことができました。

 

そして814日からは、カナダ・カルガリーでの合宿に入っています。

 

今回の目的は、多くのレースに出場してレース感を養うこと。

 

そして標高1,100mに位置する高速リンクと呼ばれるカルガリーで、速いスピードでのコーナーに慣れていくことです。

 

普段の日本での環境とは異なり、ケアスタッフがいない中での調整となるので、怪我には十分気をつけながら取り組んでいきたいと思います。

 

カルガリーでの合宿の様子は、また改めて更新していきます。

  

 

村上右磨