
皆さん、こんにちは!
いつも応援ありがとうございます。
8月のカナダ合宿を終えて、いよいよ今シーズンの国内初戦・全日本距離別選手権が近づいてきました。
今回は、カナダでの合宿の様子と、今の気持ちを少し書きたいと思います。
カナダ合宿では2つの大会とタイムトライアルに参加しました。
500mは4レースに出場し、すべて34秒台で滑ることができました。
前回のブログでも書きましたが、カルガリーに来た一つの目的は「500mで34秒台を出すこと」だったので、4レースすべてで達成できたのは大きな収穫でした。
スピードの出る高速リンクで、たくさんのコーナー練習ができたのも良い経験でした。
当初の予定ではカルガリーのみでの合宿でしたが、8月の大会で良い感触を得たことで、さらに刺激を受けたいと思い、ローラン・デュブレイユ選手のいるケベック(カルガリーから約3,000km離れた場所)にも行くことにしました。
ローランは今季すでにケベックで34秒60を出していて、非常に調子が良く、練習でも速いスピードで多くのトレーニングをこなしていました。
一緒にスタート練習や200mのスピード練習をしたり、彼の後ろにつかせてもらったりして、3年前のように共に練習する中で感覚がどんどん良くなり、充実した時間を過ごすことができました。
カルガリーではカナダの選手だけでなく、他国の選手とも一緒に滑る機会があり、たくさん刺激をもらいました。
レースでは500mを4本滑ってすべて34秒台。
最高は34秒80で少し物足りなさはありましたが、100mで9.55が出て、自分の持ち味であるスタートの爆発力はしっかり発揮できたと感じました。
今回の合宿は単独でのカナダ遠征だったため、日本で普段受けているようなケア環境を整えるのが難しく、筋肉の張りが強くなったり、疲労のコントロールも難しく、上体が上がりやすくなる感覚がありました。
そのため、体感では0.2〜0.3秒ほど遅くなると思ってレースに挑みました。
そんな状況の中でも、全てのレースで34秒台を出せたのは大きな収穫でした。
帰国後は帯広で1週間ほどトレーニングを行い、すぐに長野へ。
長野でのタイムトライアルでは34秒90が出て、久しぶりに低地で34秒台を記録できました。
ここまでに今シーズン、500mと1000mを合わせて10レース出場してきましたが、ようやく少しずつ結果が形になってきた感覚です。
去年は思うように滑れず、結果が出ないレースが続いたことで、正直、スタートラインに立つのが怖くなっていました。
でも今季は「どんな結果でも受け入れて、現実と向き合いながら前に進むこと」を大事にしてきました。
結果がどうであっても、まずはスタートラインに立ち続けること。
その積み重ねが、今回の34秒につながったと思います。
国内でしっかり34秒台を出せたのは、夏のトレーニングとカナダ合宿の成果だと思っています。
10月24日の全日本距離別選手権まであと少し。
ここからさらにコンディションを上げて、今の自分にできる最高の滑りをしてきます!
応援よろしくお願いします!
村上 右磨