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#44 カナダ合宿を終えて、全日本距離別へ


2025全日本距離別選手権

皆さん、こんにちは!

 

いつも応援ありがとうございます。

 

8月のカナダ合宿を終えて、いよいよ今シーズンの国内初戦・全日本距離別選手権が近づいてきました。

 

今回は、カナダでの合宿の様子と、今の気持ちを少し書きたいと思います。

 

カナダ合宿では2つの大会とタイムトライアルに参加しました。

 

500m4レースに出場し、すべて34秒台で滑ることができました。

 

前回のブログでも書きましたが、カルガリーに来た一つの目的は「500m34秒台を出すこと」だったので、4レースすべてで達成できたのは大きな収穫でした。

 

スピードの出る高速リンクで、たくさんのコーナー練習ができたのも良い経験でした。

 

当初の予定ではカルガリーのみでの合宿でしたが、8月の大会で良い感触を得たことで、さらに刺激を受けたいと思い、ローラン・デュブレイユ選手のいるケベック(カルガリーから約3,000km離れた場所)にも行くことにしました。

 

ローランは今季すでにケベックで3460を出していて、非常に調子が良く、練習でも速いスピードで多くのトレーニングをこなしていました。

 

 

 

一緒にスタート練習や200mのスピード練習をしたり、彼の後ろにつかせてもらったりして、3年前のように共に練習する中で感覚がどんどん良くなり、充実した時間を過ごすことができました。

 

カルガリーではカナダの選手だけでなく、他国の選手とも一緒に滑る機会があり、たくさん刺激をもらいました。

 

レースでは500m4本滑ってすべて34秒台。

 

最高は3480で少し物足りなさはありましたが、100m9.55が出て、自分の持ち味であるスタートの爆発力はしっかり発揮できたと感じました。

 

今回の合宿は単独でのカナダ遠征だったため、日本で普段受けているようなケア環境を整えるのが難しく、筋肉の張りが強くなったり、疲労のコントロールも難しく、上体が上がりやすくなる感覚がありました。

 

そのため、体感では0.20.3秒ほど遅くなると思ってレースに挑みました。

 

そんな状況の中でも、全てのレースで34秒台を出せたのは大きな収穫でした。

 

帰国後は帯広で1週間ほどトレーニングを行い、すぐに長野へ。

 

長野でのタイムトライアルでは3490が出て、久しぶりに低地で34秒台を記録できました。

 

ここまでに今シーズン、500m1000mを合わせて10レース出場してきましたが、ようやく少しずつ結果が形になってきた感覚です。

 

去年は思うように滑れず、結果が出ないレースが続いたことで、正直、スタートラインに立つのが怖くなっていました。

 

でも今季は「どんな結果でも受け入れて、現実と向き合いながら前に進むこと」を大事にしてきました。

 

結果がどうであっても、まずはスタートラインに立ち続けること。

 

その積み重ねが、今回の34秒につながったと思います。

 

国内でしっかり34秒台を出せたのは、夏のトレーニングとカナダ合宿の成果だと思っています。

 

1024日の全日本距離別選手権まであと少し。

 

ここからさらにコンディションを上げて、今の自分にできる最高の滑りをしてきます!

 

応援よろしくお願いします!

 

村上 右磨